香川県出身の堀川さんは、大阪の大学を卒業後、製造部品メーカーに就職して越前市に赴任。しかし、これまでの技術開発やものづくりのスキル、知識を活用してエネルギー問題の解決に取り組む仕事をしたいと転職を検討。そんな時に出会ったのが越前市にあるAPBだった。「従来のリチウムイオン電池と比べて発火リスクが極めて低くて安全、かつ高いエネルギー密度を有する次世代蓄電池の研究開発、製造を行っています。希望の仕事に出会えたことに加え、越前市での暮らしを続けられることも自分にとっては幸運でした」。現在は製品開発・設計を主に、技術調査や工場長も兼務しており、多忙な日々を送っている。世の中に良いインパクトを与える製品を作り、世界中の人々が安全で安価なエネルギーを活用できるようにしたいと意欲的だ。「越前市で世界的な課題であるエネルギー問題に最先端のものづくり技術でアプローチできることに喜びを感じています」。
夫婦ともに県外出身の堀川さんにとって、越前市での暮らしはいろいろな意味で最適だと話す。「自然が身近にあって、子供と一緒に武生中央公園などへ遊びに出かけています。越前市は文化・教育施設が整っているので、子育てにも良い環境です」。公園内の中央図書館では、ゆっくり読書を楽しむこともあるとか。また、市内や近郊で行われるイベントに家族で参加することも多いとのこと。写真は、家族で参加した菊花マラソン後の一コマ。
取材内容は2023年11月現在のものです。