実家が奈良県の眼鏡製造の会社で、夫もそこに勤めていたという山根さん。両親や夫の「眼鏡製造の本場である福井県でやっていきたい」という想いに打たれ、立ち上げた『(株)ヤマトテクニカル』への入社を決意。家族揃って奈良から越前市へ来て3年目になる。眼鏡製造は各工程を分業するのが一般的だが、製造工程間で連携や課題解決が図りやすい一貫した製造工程を取る同社で、山根さんは製造現場での検査や作業のほか、会社全般の事務作業も担当。社員の約半数が20代というなかで「みんなで意見を出し合える環境づくりや、現場がうまく回るように人材育成にも力を入れています」と、前職である保育士の経験も活かしながら、日々奮闘している。「建造中の新社屋が完成するとさらに社員も増えるので、今の良い雰囲気を守りつつ、業界でもトップクラスの品質を生み出せる会社にしていきたいです」と、将来への熱い想いを話してくれた。