大学で建築を専攻していた石川さん。学生時代から、自ら描いた図面に沿って建物のミニチュア模型を造ることを行っていたそうだ。大学を卒業し、製造に関わる仕事を経験した後、職場の雰囲気や仕事の内容に惹かれ、27歳の時に塚﨑修商店に入社。住宅用の建築資材や家具木工向けの部材などを製造する同社で、梱包などの基礎的な作業から複雑な機械の操作まで、さまざまな業務を経験。「コミュニケーションが活発で、みんなで助け合っている」という雰囲気の良い現場の中で5年目を迎え、今ではリーダーに。県内ではまだこの会社にしかないという、CNCマシン(3D切削加工機)の担当になるなど、ますます活躍の場を広げている。「このマシンで加工したものを見た時、こんなに複雑な形まで加工できるのかと感動しました」。先輩のサポートを受けながらも、「早く代わりを務められるくらいになりたいですね」と意欲を語る石川さん。「このCNCマシンを使って、さまざまな三次元の加工を正確に出来るようになるのが今の目標です」。
以前は月に一度は県外へ旅行をしていたほど旅行好きな石川さん。大阪の友達に会いに行ったり、名古屋のリニア・鉄道館へ行ったり、長野へ信州そばを食べに行ったりと、旅行のエピソードは数知れず。「早くコロナが落ち着いて、また旅行に行きたいですね」とうずうずしているよう。また、社会人になってから約10年続けているバドミントンチームでは、今年の4月から代表になり「ますます辞めるタイミングを失っちゃいました」と冗談交じりに語っていた。
取材内容は2020年11月現在のものです。