啓新高等学校の情報商業科でパソコンの知識を学んだ髙尾さん。小さいころから工作が好きで、製造関係の仕事に就きたいと思うようになり、地元にあるレンゴー株式会社 武生工場の工場見学に参加。その時見た機械や、ロール状の材料の大きさに衝撃を受け、興味を持ったのが入社のきっかけだったそうだ。武生工場では、全世界で注目を集めているセルロース素材である「セロファン」を製造しており、現在は身近な紙や不織布にセルロース素材を塗布したり、含浸させた製品も製造している。「突然起こるトラブルなどにも対応しながら、品質を維持して作りつづけるのは本当に大変です」。そのような中でも「自分の後に仕事をする人がやりやすいように、次の準備もしています」と、プラスアルファで自分に何ができるかを考え行動している髙尾さん。「現場だから分かる改善点を常に提案していきながら、今後はもっと品質や生産性を向上させていきたいです」。
5歳と3歳のやんちゃざかり二人のパパである髙尾さんは、仕事終わりに保育園までお迎えに行ったりもするイクメン。「子どもたちの笑顔を見ていると癒されます」と、家でのお子さんとのスキンシップがストレス解消になっているそう。家族で遊びに出かけることも多く、お気に入りは武生中央公園の「だるまちゃん広場」や市民プラザたけふの「てんぐちゃん広場」。「てんぐちゃん広場は室内なので雨風もしのげて、寒い時期でも風邪をひきにくいので助かります。子どもたちもトランポリンやボルダリングなどで楽しそうに遊んでいますよ」。
取材内容は2020年1月現在のものです。