結婚を機に愛知県から移住してきた細井さん。現在は5歳の長女と、夫の実家のある越前市今立地区で三世代同居をしている。細井さんが勤める『高善産業』はホテルなどの施設向けに家具の製造を行う企業で、女性を積極的に採用している。女性ならではの仕事に対する細やかさ、器用さを活かしており、従業員の約半数を女性が占めている。細井さんは、主に塗装や仕上げ加工など最後の工程を担当しているそうだ。「休憩時間には、同年代や先輩の女性スタッフとおしゃべりで盛り上がります。県外から来た私にとっていろいろな情報を得られる大切な時間となっています」。仕事では時間をかけすぎず、キレイに仕上げることを目指す。「普段は厳しい直属の上司から出来栄えを褒められたとき、仕事のやりがいを感じます。まだまだスキルアップが必要だと感じる日々ですが、少しでも会社の戦力になれるよう、これからも努力していきたいと思います」。
「越前市は自然が豊かで、娘と近所の公園を季節を感じながら散歩するのが楽しいです」。和紙の里通りや今立図書館、いまだて芸術館での催しなど、子ども連れで楽しめるスポットが充実していることを大きな魅力と感じている。「子育て環境が本当に充実している。同居の両親の助けが得られるのも大きいですね。都会と違って時間がゆったりと流れている感じが凄く素敵だと思います」。
取材内容は、2019年2月現在のものです。