広島の大学を卒業後、プラスチック異形押出成形の総合メーカーである『キョーセー』に入社した竹内さん。モノづくりのスタートから携われていることに喜びを感じながら、主に製品の金型設計の仕事に取り組んでいる。「多種多様なプラスチック樹脂の特性に合わせ、ベストな設計を行うことが一番難しく、やりがいを感じる部分です。年に数回、設計した金型が、修正の必要がないほど完璧に仕上がることがあって、そんな日は心の中でガッツポーズをとりたくなります(笑)」。職人気質の先輩たちに揉まれ、チームの中でも中堅となった今、今度は後輩たちの手本となれるようなモノづくりの“職人”を目指している。「少しでも会社の役に立てるよう日々勉強。お客さまからの依頼のまま設計するのでなく、プラスアルファの提案を心がけています」。
越前市のおすすめスポットを訪ねると、味真野地区にある、「タケフナイフビレッジ」と即答。熱気の中、多くの職人が肩を並べて刃物を作っている姿は、同じモノづくりの職人として通じる部分があるのかもしれない。そんな竹内さんのストレス解消法は社会人になってから始めたというテニス。地元の友人に誘われて始めたそうだが、今では年間3回ほど、大会にも参加する程熱中している。
取材内容は、2017年2月現在のものです。