「ものを作る“工程”が好きです」と話す宮脇さんは、現職前から製造業に携わってきた。「金型による射出成形の経験がありましたが、金型製作は初心者。まずはやってみようと始めました」。
製品の元となる金型製作の基礎を先輩から徹底的に学び、現会長からは技術を叩き込まれ、“モノづくりは近道しないこと”を実感。現在は技術課係長として金型のメンテナンスに従事している。「製品の製造過程でプレス機や金型で何度もショットを行うため、経年劣化や摩耗、破損、故障が生じます。それらの修繕は、誤差0.01や0.001mmの細かな世界で、短納期も多く、毎日がピンチ! 工夫しながら何度も調整・トライして完成した時は嬉しいです」。ピンチを確実に乗り切れる背景には、作る工程を楽しみ、工夫し、挑戦する姿勢があるからに他ならない。「昨今の機械の進化は早く、しかも複雑。それに対応できるように新しい技術に日々、挑戦しています」。挑戦は、さらなる成長へと繋がっていくはずである。
「仕事のストレスは、サウナで汗を流して発散、整えています。友人と一緒に県外のサウナに行くこともあります」と、“サウナー”でもある宮脇さん。最近はゴルフも始めたよう。「これまでインドア中心でしたが、友人達とアウトドアを楽しむようになりました。その中の一つがゴルフです。今は打ちっぱなしだけですが、早くコースに出たいですね。それと、友人と民宿に泊まって美味しいモノを食べたり、その地域のアウトドアも楽しんでいます」。この他、洋菓子店でのアルバイト経験もあり、スイーツを作るのも食べるのも好きとのこと。
取材内容は2022年12月現在のものです。